性行為によるstd感染とニゾラールの効能

性行為によって感染する病気のことを、従来は性病と呼んでいましたが、現在では法律の改正に伴って、性感染症あるいはstdと呼ぶのが一般的です。広い意味でのstd感染は、必ずしも性行為だけから起こるわけではありません。注射針の使い回しや、タオルの共用などが原因となるstd感染もあります。しかし最も危険なのは、感染者との性行為であることは間違いありません。したがってstd感染を予防するには、感染の疑いがある相手と関係を持たないことが第一になります。性感染症は自覚症状がない場合も多く、不特定多数と性行為を繰り返していると、知らず知らずのうちに感染を広げる危険が高くなります。コンドームはstd感染のリスクを大幅に下げますが、100%防げるわけではないので過信はできません。
カンジダ症は性感染症のひとつとされていますが、性行為がなくても発症する可能性があります。原因のカンジダは誰でも持っている真菌(カビ)の一種で、体の抵抗力が弱まると増殖して害を及ぼします。症状が出ている時に性行為を行なうと、パートナーに感染させる確率が高くなります。カンジダ症の治療には抗真菌薬のニゾラールを使用します。ニゾラールは強い殺菌力を持ち、用法・用量を守って根気よく使用すれば、カンジダ症を根治させることができます。角質化した皮膚への浸透力も強く、水虫やたむしの治療にも用いられます。刺激が比較的小さく、副作用も少ないとされていますが、人によっては赤くなったりかぶれたりするので注意してください。また真菌は皮膚の奥に潜み、治療をやめると再発することが多いと言われています。ニゾラールも自己判断で使用を中断せず、長期的に使いつづけることが大切です。